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臼井亮介

バイオマーカーとは

更新日:3 日前


 バイオマーカーとは、ある疾患の診断、病状変化や治療効果、予後等の未来予測、治療薬への安全性及び毒性などを評価できる生体内物質のことです。医療機関で受けられるほぼ全ての血液検査や尿検査のことを指します。

 医学の進歩によって、新たなバイオマーカーが臨床現場に登場すると疾患や病態などの評価方法が変わったり、これまで見えなかった病態が見えてきたりするため、医学及び医療に大きな変革をもたらすことも度々経験します。

 医師は身体診察と検査データ(バイオマーカー)を見て診療を行っています。現在の臨床医学において、バイオマーカーはなくてはならないツールです。より精度の良いバイオマーカーは、より正しく病気や病態を評価でき、より正しく治療効果を判定することに繋がります。一方で、治療効果が無いにも関わらず不要な治療を続けることを避けたり、不要な治療による薬害を避けたりすることにも役立ちします。

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